タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪712号(2026年3月1日発行) 
鰻勝二代目 芦葉 伸一さんへ

【本紙】 現在改装中ですが、リニューアルオープンはいつですか?

【芦葉】(敬称略) 工事は昨年9月に着工しました。オープンは3月中旬の予定です。何とかお花見の時期には間に合わせたいと思っています。当店は創業45年があります。私が二代目ということになります。

【本紙】 リニューアルにあたって、新しいコンセプトのようなものはあるのですか?

【芦葉】 内装は全く新しいものになります。以前は座敷があったのですが、足の悪い方だと上がれない場合も多いので、掘りごたつにしました。また、テーブル席と一人用のカウンター席も設けました。一人用の席も前はなかったのですが、おひとり様で来られる方も多かったので、そういった方にも対応できるようにしました。お店と厨房はすべてリニューアルしますが、宴会場の方は比較的新しいので、少し手を加えるだけで済みました。

【本紙】 メニューに変更等はありますか?

【芦葉】 そちらは特に変更はないですね。ただ、新しい商品は用意する予定ではあります。

鋸から包丁へ友達の輪写真

【本紙】 この仕事はもう長いのですか?以前はなにをやっていたのですか?

【芦葉】 20年目くらいになります。以前は建築関係の仕事をしていました。妻の実家が「鰻勝」でして、結婚を機に受け継ぐことになりました。未経験の仕事なので最初は戸惑いましたね。今まで握っていたのは金づちで、包丁は持ったこともありませんでしたし、切るといえばのこぎりで木材でしたから(笑)。

【本紙】 慣れない刃物で怪我とかされませんでしたか?

【芦葉】 うなぎは普通の魚とは捌き方が違うので、親指を年中怪我していました。初めの頃は満足に割くことも出来ませんでしたし、串を通すことすら出来ませんでした。年季が違うので当たり前ですが、義父はどうしてあんなに綺麗に通せるものかと思ったものです。うなぎの調理は、俗に串打ち三年、割き八年、焼き一生と言われます。幸い私は割くところからすぐにやらせてもらえて「習うより慣れろと」いう感じで、先代から仕事をさせてもらっていました。でも、自信がつくまでに時間がかかりましたね。割くだけであれば1年くらいで出来るようにはなるのですが、速さとか丁寧さまで求めてくると3年~5年くらいでようやく形になってきたかなと思うようになりました。焼きに関しても普通の魚とはちょっと違ってきます。焼き方はお店によって違ってくるとは思いますが、うちは先代が柔らかい鰻をということでずっとやってきていました。普通だと蒸し時間は30分くらいだと思うのですが、うちは50分くらい蒸すようにしています。それで柔らかさも違ってきますし、お店の個性にもなります。

【本紙】 割く、打つ、焼くだとどれが一番難しいですか?2世代でお店を切り盛りするわけですが、キャッチコピーとか目標のようなものはありますか?

市街にも目を向けて

【芦葉】 やっぱり焼くのは一番難しいですね。鰻のタレも開店当時から継ぎ足しして、ずっと同じタレを使い続けています。お店は夫婦でやっていますが、現在は息子も一緒にやってくれています。土用の丑の日などには次男や三男も手伝ってくれます。さらに、リニューアルオープンと同時に長男の奥さんも一緒にお店に入ってくれることになっています。とても助かりますね。キャッチコピーはありませんが、店名の由来は義父である先代の名前が勝美で、そこから一字を取って鰻勝としたそうです。宴席も30名~50名くらい入れますので法事や集まりにご利用いただければと思います。目標ですが今までは幸手市内だけでの商売でしたが、これからは市外にも目を向けてそちらにも発信できたらいいな、と思っています。

【芦葉(真美)】 ふるさと納税やネット通販を利用して、真空パックのうなぎ配送なども出来ればとも思います。花見の時期には市外、県外から多くのお客様がお見えになって、当店でうなぎを召し上がってくださる方もいます。そういう方たちに、花見の時期以外でも当店のうなぎをお届けできればいいですよね。

【本紙】 ご家族で経営されていますが、お休みの日などはどうされていますか?

大家族旅行が楽しみ友達の輪写真

【芦葉】 我が家には3代目を継ぐであろう長男を筆頭に男の子が3人います。3男は高校生ですが、さらに年の離れた3歳になる子供が誕生しました。女の子に期待していましたが、4男として誕生しました。休みの日はその子が中心になって回っている感じです。しばらく行くこともなかった公園や動物園にも足を運ぶようになりました。上の三人を育てた若いときは、いぱいいっぱいで可愛いと感じる余裕もなかったように思えますが、今では経験もありますから、余裕を持って子育てが出来ているように思えます。

【本紙】 かわいいでしょうね。ご家族としての夢はありますか?

【芦葉】 そんな大それたものではなく、家族みんなで楽しく暮らしていければいいなと思います。夏場なんかは休まずに働いて大変なので、そのご褒美に大家族で旅行に行ったりしています。もちろん、旅行費は私が負担します。

【芦葉(真美)】 お店がありますので、お盆などの忙しい時期はお店中心になって、少し時期をずらして連休を取るようにしています。そういう時に息子夫婦と一緒に温泉やスノボ等の旅行に行ったりします。長男と次男は結婚していて、私たちにとっての孫が二人いますので、そこで6人家族と我が家には高校生の子供と小さい子もいますので全て含めると10人になりますね。

ピッチで番号交換

【本紙】 とっても仲の良いご夫婦と感じますが馴れ初めとか聞いても大丈夫ですか?仲の良い秘訣のようなものはありますか?

【芦葉(真美)】 私が高校生の時に知り合ったのですよ。初めて会ったのはカラオケボックスでした。 主人から声を掛けられたのです。ポケベルから携帯に移行する時代で、確かピッチだったような気がします。番号を交換しました。主人は私よりひとつ上でしたので、もう働いていました。自家用車は持っているし、職はあるしということで私がぞっこんでした。

【芦葉】 それから30年近くなりますね。仲が良い時もありますが、ケンカするときは、バチバチにしますよ。でも、それを翌日まで引きずることはないですね。たぶん、お互いにそういう性格なのだと思います。それに、仕事も一緒じゃないですか。だから、引きずっていられないというのはありますね。お互いの態度をお客様の前に出すわけにもいきませんから。そして、小さい子供がいるというのも大きいのかと思います。お店もリニューアルオープンが近いですから、子供の為にも今まで以上に頑張らないといけないと思います。

【本紙】 楽しみですね。では、お友達をご紹介ください。

【芦葉】 幸手駅前でTRIO(トリオ)という美容室を経営している倉持なおとさんを紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。(芦葉さんは仲の良いご一家で、幸せ感があふれていました。ご来店客に、美味しい鰻と幸せを縁にできる繁盛店になることでしょう。)